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SAPIXの成績をChatGPTで分析してみた|AIで見えた息子の強み・弱みと学習法

目次

SAPIXの成績表をChatGPTに読ませてみた

今日はAIの話である。

最近は仕事でもChatGPTをはじめとするAIを使う機会がかなり増えた。

文章をまとめる。

長いメールを要約する。

資料の構成を考える。

大量の情報からポイントを抽出する。

使えば使うほど、

「これは便利だな」

と思う場面が増えている。

そして今回、あらためて感じた。

中学受験でもChatGPTはかなり使える。

もちろん、ChatGPTに算数を教えてもらえば成績が上がるとか、AIに受験勉強を全部任せればよい、という話ではない。

今回やったのはもっと地味である。

手元にあるSAPIXの過去のテスト結果をChatGPTに読み込ませ、

「この子はいったい何が得意で、何が苦手なのか」

を分析してもらった。

これが想像以上に面白かった。

そして、かなり便利だった。

過去6回分のSAPIXテストをまとめて分析

SAPIXに通っていると、とにかくテストが多い。

テストを受ける。

結果が返ってくる。

偏差値を見る。

算数が上がった。

理科が下がった。

国語が良かった。

社会が微妙だった。

そして、また次のテストがやってくる。

一つひとつのテストだけを見ていると、どうしてもその日の数字に一喜一憂してしまう。

しかし、本当に知りたいのはそこではない。

今回だけ悪かったのか。

それとも何回も同じ分野で間違えているのか。

たまたま国語が良かったのか。

それとも継続的に国語が得点源になっているのか。

受験勉強を考えるうえでは、こちらのほうが重要である。

そこで今回は、手元にある過去6回分ほどのSAPIXのテスト結果をまとめてChatGPTに読み込ませてみた。

総合点だけではなく、できる限り大問ごとの正答状況なども見てもらう。

そして、

「現在の強みは何か」

「継続的な弱点はどこか」

「これから優先して勉強するなら何か」

という観点から分析してもらった。

ChatGPTが分析した息子の強みと弱み

結果はなかなか興味深かった。

かなり簡単にまとめると、

国語は明確な強み。一方、算数には特定の弱点があり、理科にも優先して強化したい分野がある。

という結果であった。

これは親として普段感じていることとも、かなり一致していた。

ただし面白かったのは、

「算数が弱い」

「理科が弱い」

だけで終わらなかったことである。

複数回のテスト結果を横断することで、

どの分野を優先して見直したほうがよいのか

まで細かく整理してくれた。

国語は明確な強みだった

まず分かりやすかったのが国語である。

最近のテストを見ても、国語は比較的安定している。

学校別のテストなどでも、かなり良い結果が出ることがある。

ChatGPTの分析でも、

文章を読み取る力や、漢字・語彙などは比較的安定しており、国語は現在の得点源になっているという評価だった。

これは親として感じていることとも一致する。

我が家では、妻がテスト結果を見ると、

「ここが取れていない」

「他の科目も上げないと」

とすぐ次の課題を見る。

もちろん、それは正しい。

一方、私は比較的、

「良かった科目はちゃんと褒めたほうがいいんじゃないか」

という側である。

今回AIに複数回のテストを横断してもらっても国語が強みとして出たので、

これは本人にも、

「国語はちゃんと武器になっている」

と伝えてよいと思った。

国語については、勉強時間をさらに増やすというより、

今の状態を維持する。

それくらいでもよさそうである。

算数は「算数が苦手」ではなかった

一方で、今もっとも気になっているのが算数である。

最近は少し成績が落ちてきており、我が家でも算数を重点的に見るようになっている。

ただ、ChatGPTの分析を見て面白かったのは、

単純に「算数が苦手」という結果ではなかった

ことである。

計算や基本的な小問については、比較的取れている。

つまり基礎計算がまったくできていないわけではない。

ところが分野別に見ると、かなり差があった。

今回の分析で特に強化候補として出てきたのが、

数の性質・規則性、速さ、立体図形

あたりである。

複数のテストを見ても、似たような分野で失点が見られる。

ここが非常に重要だと思う。

単に、

「算数をもっと勉強しよう」

では範囲が広すぎる。

それよりも、

数の性質や規則性を集中的に復習する。

速さの典型問題をもう一度整理する。

立体図形で間違えた問題を集めて解き直す。

ここまで絞ったほうが、残された時間を有効に使える。

AIの分析を算数の個人塾にも共有してもよいかも

実は最近、我が家では算数の個人塾をより重視するようになった。

志望校の組み合わせを考えても、算数の底上げはかなり重要である。

そこで今回、

過去6回分のSAPIXの結果をAIで分析した内容

を、個人塾の先生にも共有する予定である。

ただ、

「最近、算数が悪いのでよろしくお願いします」

と伝えるより、

「複数回のテストを分析すると、数の性質・規則性、速さ、立体図形あたりに継続的な弱点がありそうです」

と伝えたほうが具体的である。

もちろん、ChatGPTの分析が絶対に正しいわけではない。

実際に息子が問題を解いているところを見ている先生のほうが分かることも多い。

途中式の書き方。

問題の読み方。

時間配分。

分からなくなったときの考え方。

こういうものは成績表だけでは分からない。

だから、

AIで仮説を作り、先生に実際の様子を確認してもらう。

この使い方が非常にいいと思う。

理科も優先して立て直したい

もう一つ、今回の分析で強化したいと感じたのが理科である。

理科の場合、単純な知識問題だけではなく、

文章を読む。

条件を整理する。

図を見る。

そこから計算する。

という問題になると難易度が上がる。

特に計算を伴う分野は、もう一度丁寧に確認したほうがよさそうである。

例えば、

「なぜ間違えたのか」

を分類するだけでも違う。

知識を知らなかったのか。

計算を間違えたのか。

問題文を読み違えたのか。

考え方そのものが分かっていなかったのか。

ここを分けないまま、

「理科が悪かったから理科をやる」

では効率が悪い。

ChatGPTからも、間違えた理由を分類しながら復習していく方法を提案された。

これは確かにやってみたい。

社会は知識の穴を埋める

社会については、大きく崩れているというより、

細かな知識の取りこぼしを減らす

ことが重要そうである。

知らなかったものは覚える。

一度間違えたものは、もう一度確認する。

資料問題なら、どこを見れば答えが分かるのかを確認する。

社会は、残された期間でも比較的対策しやすい部分がある。

ここは妻担当である。

ということで今回、国語・理科・社会については、AIに分析結果を整理してもらい、そのまま妻にも共有した。

「全部やらなければ」から抜け出せる

今回AIを使ってみて、一番よかったのはここかもしれない。

受験が近くなってくると、

算数もやらなければ。

国語もやらなければ。

理科もやらなければ。

社会もやらなければ。

過去問もやらなければ。

となる。

しかし、時間は有限である。

全部を同じように勉強することはできない。

だから優先順位が必要になる。

今回の分析をかなり単純化すると、我が家の場合は、

国語は強みを維持する。

算数は数の性質・規則性、速さ、立体図形を重点的に見る。

理科は計算を伴う分野を確認する。

社会は知識の穴を埋める。

という方針が見えてきた。

もちろん、この通りに機械的に進めるわけではない。

先生の意見も聞く。

本人の状態も見る。

過去問の結果も変わってくる。

それでも、

「何からやればいいのか分からない」

という状態から一歩進めるだけでも大きい。

そして妻もChatGPTに課金した

そんなことをしていたら、妻もChatGPTに課金した。

ついに我が家は夫婦そろってChatGPTの有料ユーザーである。

妻の場合、最近、IT系の会社に勤めているママ友から、いろいろ刺激を受けているようだ。

仕事でAIをどう使っているとか。

こんなこともAIでできるとか。

そういう話を聞いているらしい。

やはり周囲に実際に使っている人がいる影響は大きい。

私が、

「ChatGPT便利だよ」

と言うより、

ママ友から、

「これAIにやらせればいいよ」

と言われたほうが説得力があるらしい。

夫婦とはそういうものである。

無料版で成績表を読み込ませていたら上限に達した

今回、妻が課金した直接のきっかけも面白い。

妻もSAPIXの成績を分析しようと、ChatGPTにテスト結果の画像を次々と読み込ませていた。

ところが途中で、

無料で利用できる範囲の上限に達してしまった

ようである。

まだ成績表を読み込ませたい。

まだ分析したい。

しかし続きができない。

そこで妻。

「じゃあ課金する」

早かった。

ほとんど迷っていなかったと思う。

ChatGPTはいくらするのか

せっかくなので、現在のChatGPTの料金体系についても調べてみた。

2026年10月時点では、個人向けにFree、Go、Plus、Proというプランが用意されている。

プラン月額料金の目安主な用途
Free$0まずChatGPTを使ってみたい人
Go$8無料版よりファイルや画像などを多く使いたい人
Plus$20AIを日常的にしっかり使いたい人
Pro$100〜仕事などでAIをかなり多く使う人

Goは米国で月額8ドル、Plusは月額20ドルで提供されている。Proについては複数の利用枠があり、現在は月額100ドルから上位プランまで用意されている。料金や利用条件は今後変更される可能性があるため、契約時には公式ページを確認したほうがよい。

妻が選んだのは、いわゆるChatGPT Plusである。

月額20ドル。

Plusでは無料版より利用上限が広がり、ファイルのアップロードや分析などもより使いやすくなる。今回のように複数のテスト結果を扱う用途では、無料版より余裕を持って使いやすい。

日本円にすると為替や購入方法によって変わるが、ざっくり数千円のサブスクである。

普通に考えれば、

「また毎月のサブスクが増えた」

という話なのだが、中学受験家庭の恐ろしいところは比較対象である。

SAPIX。

講習。

模試。

個人塾。

その他いろいろ。

そういう金額を毎月見ていると、

「月20ドルで過去6回分のテストを分析してくれるなら、まあいいか」

と思えてしまう。

完全に中学受験に金銭感覚を壊されている気もする。

数千円で「家庭内データ分析担当」が増えたと思えば安い?

もちろん、ChatGPTに課金したからといって、息子の成績が上がるわけではない。

しかし今回だけでも、

SAPIXの成績表を読み込ませる。

過去6回分を比較する。

強みと弱みを整理する。

重点的に勉強すべき分野を考える。

算数の個人塾の先生に伝える文章を作る。

国語・理科・社会について妻に共有する内容を整理する。

ここまで一気に手伝ってもらった。

自分でやれば、かなり時間がかかる。

特に仕事から帰ってきてから、何枚もの成績表を並べて、

「この問題は何分野だ?」

「前回も間違えていたっけ?」

とやるのは結構しんどい。

そう考えると、

家庭内にデータ分析担当が一人増えた

くらいに考えれば、我が家にとっては十分価値がありそうである。

AIは子どもの代わりに勉強してくれない

ただし、ここは勘違いしてはいけない。

ChatGPTが、

「数の性質が弱いです」

と教えてくれても、それだけで点数が上がるわけではない。

実際に問題を解くのは息子である。

AIが、

「理科の計算問題を復習しましょう」

と言っても、復習するのは本人である。

当たり前の話である。

AIが得意なのは、

大量の情報を整理すること。

複数の結果から共通点を見つけること。

人間が考えるための仮説を作ること。

そこまでである。

しかし、

そこまでやってくれるだけでも十分便利である。

親の仕事は「分析」から「判断」に変わるのかもしれない

今回使ってみて思った。

親が成績表を全部自力で分析する必要は、少しずつなくなっていくのかもしれない。

テスト結果を並べる。

点数を比較する。

分野別に整理する。

何度も間違えている単元を探す。

こういう作業はAIがかなり手伝ってくれる。

では親は何をするのか。

その分析結果を見て、

先生に相談する。

今週何をやるか決める。

子どもの様子を見る。

疲れているなら早く寝かせる。

結果が良かったら褒める。

落ち込んでいたら声を掛ける。

こちらのほうが、親にしかできない仕事だと思う。

特に中学受験では、数字だけでは分からないことが山ほどある。

中学受験とChatGPTはかなり相性がいい

中学受験というのは、とにかく情報が多い。

テスト結果。

偏差値。

過去問。

志望校。

併願校。

学校説明会。

塾からの資料。

先生からのアドバイス。

家庭学習。

全部を親の頭の中だけで管理するのはかなり大変である。

だからChatGPTとの相性はいいと思う。

AIに受験校を決めてもらう必要はない。

AIに子どもを育ててもらう必要もない。

情報整理係として使う。

それくらいがちょうどいい。

今回も、

過去6回分のSAPIXの結果を分析し、

強みと弱みを整理し、

重点的に勉強する分野を考え、

個人塾への依頼文を作り、

妻への共有内容までまとめてもらった。

数年前だったら、全部自分でやっていたはずである。

便利な時代になった。

それでも最後は人間である

ただ、受験が近づけば近づくほど、AIだけではどうにもならない場面も増えてくると思う。

過去問の点数が悪かった。

本人が落ち込んでいる。

今日はどうしても勉強する気になれない。

夫婦で意見が違う。

第一志望を変えるか悩んでいる。

そういうときに必要なのは、

「データ上はこうです」

という答えだけではない。

普段から子どもを見ている親。

実際に問題を解く姿を見ている先生。

そして本人。

最後に決めるのは人間である。

ChatGPTは便利だ。

かなり便利である。

しかし主役ではない。

中学受験という長い旅の中で、

親が大量の情報に振り回されないための、非常に優秀な道具が一つ増えた。

今のところ、私はそんなふうに感じている。

そして隣では、課金したばかりの妻が、さっそくChatGPTに何かを聞いている。

どうやら我が家では、これからAIとの付き合いも長くなりそうである。

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この記事を書いた人

40代、2児の父。現在は息子の中学受験に伴走中。しばらくは中学受験を中心に、日々の試行錯誤や実体験を発信していきます。

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