さて、受験まで残り149日となった。
こうやってブログを書いていると、1日1日の重みと、日が過ぎていく速さを改めて実感する。
昨日も今回のブログの下書きをしていたのだが、その横で妻と息子がだんだん険悪なムードになってきた。
どうやら、なかなか成績が伸びない理科の宿題の直しを見たところ、息子がほとんど答えを書き写しただけのようだったらしい。
それが妻の逆鱗に触れた。
僕も二人のやり取りを聞いているうちにイライラしてきて、
「受験、適当にやるんだったらもうやめれば。今日はもう早く寝て」
と、息子に言ってしまった。
さらに妻にも、
「子どもが集中して勉強している最中に、いろいろ話しかけるのやめたら」
と冷たく言ってしまい、結果として家族全体の空気をさらに悪くしてしまった。
頭では、こういう言い方はよくないと分かっている。
本人のモチベーションを下げるようなことを言っても、何もいいことはない。
それでも、感情が先に出てしまう。
僕は人格者でもなんでもないので、こういうときにきれいに振る舞えない。
ちょっと反省。
中学受験って、本人だけじゃなく、家族全員の余裕も少しずつ削っていくものなのかもしれない。
さて、閑話休題。
そんな中、妻は巣鴨中学の学校説明会に行ってきた。
そもそも巣鴨が候補に挙がったのは、2月2日の受験校をどうするか、という話からだった。
2月1日は、午前に早大学院、午後に東京都市大学付属を考えている。どちらも息子にとってはチャレンジ校だ。
となると、2月2日はかなり大事になってくる。
もう一度難関校を狙うのか。それとも、少し合格可能性を高めるのか。
ただ、できれば「安全だから受ける学校」ではなく、受かったら本当に行きたいと思える学校を置きたい。
そんな中で妻が、
「巣鴨、結構いいんじゃない?」
と言い出した。
僕は中学受験をしていないので、巣鴨中学についてはほとんど何も知らない。
巣鴨と聞いて思い浮かぶのも、中学校ではなく「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる地蔵通り商店街くらいだ。
そんな巣鴨中学の説明会から帰ってきた妻の感想は、
「巣鴨、思ったよりいいかも」
だった。
そして、もらってきた資料や生徒会新聞を僕も眺めているうちに、だんだん自分まで気になってきた。
2月2日をどうするか

今のところ、2月1日は午前に早大学院、午後に東京都市大学付属を考えている。
どちらも息子にとってはチャレンジ校だ。
もちろん、うまくいけばそれに越したことはない。でも、中学受験はそんなに甘くないだろうし、2月1日の結果次第では、その翌日の2月2日がかなり重要になってくる。
ここをもう一度強気に攻めるのか。
それとも、少し合格可能性を高めるのか。
たぶん、今のわが家としては、その両方を考えておいた方がいい。
ただし、単に「安全だから受ける」という学校にはしたくない。
実際に合格したときに、
ここなら6年間通ってもいい
と、親も本人も思える学校であってほしい。
そんな話をしている中で、妻が出してきたのが巣鴨中学だった。
正直、それまで僕の中では、巣鴨中学はほとんど候補に入っていなかった。
というより、そもそも学校のことをよく知らなかった。
でも、2月2日の受験校として考えてみると、日程的にも悪くないし、通学も家からドア・ツー・ドアで約50分。
6年間毎日通うことを考えると、この距離感は結構大きい。
もちろん、まだ「巣鴨にしよう」という話ではない。
ただ、2月2日の候補として、ちゃんと調べてみる価値はありそうだ。
そんなところから、妻が説明会に行ってみることになった。
巣鴨をほぼ知らなかった
正直にいうと、僕は巣鴨中学がどんな学校なのか、ほとんど知らなかった。
そもそも僕自身、中学受験をしていない。
だから「巣鴨」と聞いて最初に思い浮かぶのも、中学校ではなく街の方だ。
「おばあちゃんの原宿」
と呼ばれる巣鴨地蔵通り商店街。
昔ながらのお店が並んでいて、どこか懐かしい街。僕の中にあった「巣鴨」のイメージは、ほぼそれだけだった。
だから妻から、
「巣鴨って、昔は新御三家って呼ばれていた学校みたいだよ」
と聞いても、
「へえ、そうなんだ」
くらい。
調べてみると、男子中学受験の世界では、かつて駒場東邦・海城・巣鴨を「新御三家」と呼んでいた時代があったらしい。
御三家ならさすがに僕でも知っているけれど、「新御三家」という言葉自体、息子の中学受験を始めてから知ったくらいだ。
中学受験を経験してきた人にとっては「巣鴨」と聞くだけで、いろいろなイメージが浮かぶのかもしれない。
でも僕にはそれがない。
だから逆に、昔の評判やイメージはいったん抜きにして、今の巣鴨を見てみようと思った。
そして妻が説明会でもらってきた資料を見て、最初にちょっと驚いたのが大学の合格実績だった。
実はかなりの進学校だった
妻が持ち帰ってきた資料の中で、僕がまず気になったのが大学合格実績だった。資料には直接書いておらず、QRコードからサイトでチェックした。
正直、巣鴨中学についてほとんど知らなかったので、数字を見てちょっと驚いた。
2026年の実績を見ると、卒業生270名に対して、
- 東京大学 13名
- 旧帝大 41名
- 一橋大学・東京科学大学 12名
- 早稲田・慶應 136名
- 国公私立大学の医学部医学科 88名
となっている。
「あ、普通にかなりの進学校なんだ」
というのが、最初の感想だった。
特に医学部医学科の合格者が多いのは、巣鴨らしい特徴なのかもしれない。
ただし、ここは少し注意が必要だ。
この数字は進学実績ではなく、大学合格実績。
早慶などは1人で複数の大学・学部に合格しているケースもあるので、たとえば「早慶136名=136人が早慶に進学した」という意味ではない。
卒業生270名と単純に比べることはできない。
それでも、巣鴨についてほとんど何も知らなかった僕からすると、大学受験にしっかり強い学校なんだなという印象は十分に残った。
ここまで見て、妻が「結構いいんじゃない?」と言っていた理由も、少し分かってきた気がする。
そして、もうひとつ妙に印象に残ったのが、説明会でもらってきた生徒会の新聞だった。
文字ぎっしりの巣園新聞
妻が説明会でもらってきたものの中に、「巣園新聞」という生徒会発行の新聞があった。

これが、なかなか面白い。
まず目に入るのが、とにかく文字がぎっしりなこと。
最近の学校案内というと、写真を大きく使って、キャッチコピーも多くて、かなり見せ方が洗練されているものが多い。
でも、この新聞はかなり違う。
読む人には、ちゃんと読んでもらう。
そんな感じがする。
見た瞬間に思ったのは、
「なんか、質実剛健っぽいな」
ということだった。
もちろん、僕は昔の巣鴨を知っているわけではないし、これだけで校風を語るつもりもない。
ただ、派手に見せるというより、華やかさより中身という空気は少し感じる。
そして、この新聞を読んでいると、学校案内のパンフレットだけでは分からない、生徒側から見た巣鴨の雰囲気が少し見えてくる。
その中で、特に僕が気になった一文があった。
「いい意味で期待を裏切られた。この学校は厳しくないどころか、中学時代よりも校則が全然緩い。」
これはちょっと意外だった。
新聞の見た目からは、どちらかというと硬派で厳しそうな印象を受ける。
でも、実際に通っている生徒自身は、入学前に想像していたよりも自由だったと感じているらしい。
さらに記事には、先生が受験勉強に熱心で、勉強面だけでなくメンタル面でも支えてくれるという趣旨のことも書かれていた。
このあたりは、妻が説明会で感じた印象ともつながっている気がする。
硬派だけど、ただ厳しい学校ではない。
少なくとも、新聞を読んだ限りでは、そんなふうに見えてきた。
妻が「いいかも」と思った理由
新聞や大学合格実績も気になったけれど、やっぱり一番大きいのは、実際に説明会へ行った妻の感想だった。
帰ってきて話を聞くと、特に印象に残ったのが校長先生の話だったらしい。
「話し方は、かなり淡々としてた。声も小さめで、ちょっとボソボソ話す感じ。でも、内容はすごく良かった」
とのこと。
いわゆる説明会で会場をグッと引き込むような、プレゼン上手なタイプではなかったらしい。
でも、話している中身はよかった。
このあたりも、なんとなくここまで感じてきた巣鴨の印象と重なる。
派手ではない。でも、中身はちゃんとしている。
もちろん、僕自身はまだ校長先生の話を直接聞いたわけではないので、ここは妻の感想ではある。
それでも、学校説明会から帰ってきた妻が「結構いいかも」と感じた一番の理由のひとつだったようだ。
もうひとつ、現実的に大きいのが通学時間。
わが家から巣鴨までは、ドア・ツー・ドアでだいたい50分くらいで着きそうだ。
中高6年間、毎日通うことを考えると、このくらいなら十分現実的に感じる。
ただ、駅から学校までは少し歩くらしい。
ここは10月3日の説明会に僕が行くときに、実際に自分で歩いてみようと思っている。
電車に乗っている時間だけではなく、家を出てから校門まで本当にどれくらいかかるのか。朝の混み具合はどうか。
こういうところは、偏差値表や学校案内だけでは分からない。
だからこそ、次は自分の目で見てみたいと思っている。
息子に合う学校なのか
ここまで見てくると、巣鴨は2月2日の候補としてかなり現実味が出てきた。
大学合格実績はしっかりしている。
妻が説明会で受けた印象も悪くない。
通学も、わが家からならドア・ツー・ドアで約50分。
条件だけを並べると、かなり良さそうに見える。
でも、最後はやっぱり息子に合うかどうかだと思う。
- 2月2日に受けやすいから。
- 偏差値的にちょうどいいから。
- 大学合格実績がいいから。
それだけで決めるのは、ちょっと違う気がしている。
実際に6年間通うのは息子だ。
- 学校の雰囲気が合うのか。
- 先生との距離感はどうなのか。
- 周りの生徒はどんな感じなのか。
- 本人が「ここに通いたい」と思えるのか。
こういうことは、数字や資料だけではなかなか分からない。
それに、今回僕が見ているのは、あくまで妻が説明会で感じたことと、持ち帰ってきた資料から受けた印象だけだ。
だから、まだ「巣鴨は息子に合う」とは言えない。
でも逆に、ほとんど知らなかった学校が、ここまで気になる存在になったのも事実だ。
「2月2日の候補としてどうか」から始まって、今は「この学校そのものをもう少し見てみたい」に変わってきた。
それだけでも、今回妻が説明会に行ってきた意味は大きかった気がする。
10月3日、僕も行ってみる
妻の話を聞いて、持ち帰ってきた資料や「巣園新聞」を読んでいるうちに、僕自身もだんだん巣鴨が気になってきた。
もともとは、「2月2日をどうするか」という受験日程の話から出てきた学校だった。
でも今は、それだけではない。
大学合格実績を見て、生徒が作った新聞を読んで、妻から説明会の感想を聞いていると、学校そのものをもう少し見てみたいと思うようになった。
次の説明会は10月3日。
今度は僕も行ってみようと思う。
駅から学校まで実際に歩いてみたいし、校舎の雰囲気も見てみたい。先生や生徒の様子も、自分なりに感じてみたい。
そして何より、妻が感じた
「巣鴨、思ったよりいいかも」
を、自分の目でも確かめてみたい。
まだ、巣鴨を受けると決めたわけではない。
でも、ほとんど知らなかった学校が、こうして少しずつ候補に入ってくる。
中学受験って、こうやって志望校が固まっていくものなのかもしれない。

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